レインウェアだけじゃない!雪が積もる前に撥水・耐水・防水それぞれ違いをチェック!
みなさんこんにちは!
バートルワークウェア専門店Lavoroworksです(^^)/
いつまでも続いていた暑さはどこにいったのかと思うほど一気に気温が下がりましたね☃️
紅葉が綺麗な時期になってきましたが、先月までとは朝晩の冷え込みが段違いで気分はもう冬です🥶
秋冬は乾燥の季節といえ、雪が降る中の作業をしたり、屋外と屋内の気温差で汗をかいたり・・・意外と衣服が濡れる・蒸れる機会は多いもの。雨具やキャンプ用品でよく見かける撥水や防水の性能の文字ですが、防寒着にも加工が施されているものがたくさんあります!
これからの時期に備えて、そして来年の梅雨にも備えて「撥水」「耐水」「防水」の違いをチェックしていきましょう✨
一言で表すと撥水は「水をはじく」こと、耐水は「水に強い」こと、防水は「水を通さない」ことです。
水に強いというと違いがよく分かりにくいですが、耐水は水を吸ったり、水によって変質や損傷しないことといった広い意味での水に対する強さを指しています。
〇撥水性
撥水性とは、布地などが表面で水をはじく性質のことで、撥水性のある生地は表面に撥水基と呼ばれる突起物をたくさん作り、水を玉状にコロコロとはじくように加工されています。
生地の隙間を塞がないので通気性が保たれ蒸れにくい一方、水の量が多い場合や長時間水がついた状態だと水がしみ込むことがあります。
また、汚れや摩擦によって撥水基が倒れていくと撥水効果が弱くなっていきます。
市販のスプレーなどを使って撥水効果が弱くなってきた際や元々撥水性が高くない生地に後から撥水効果を足すことができるのもポイントです◎
撥水性能が備わったウェアのお手入れには、ダメージを少なくするため、手洗いや、洗濯機に入れる場合はファスナーやマジックテープは閉じた状態で洗濯ネットに入れて日陰で乾かしましょう。
熱を加えることで撥水基を起き上がらせることができる為、ドライヤーや乾燥機で撥水効果を復活させられる場合もありますが、ポリエステルやナイロン等素材によっては高温の熱を当てると溶けてしまうので注意が必要です。
〇耐水性
耐水とは、水による変形・変質・損傷などの影響がないこと、水に濡れても水がしみ通らないことです。
「耐水圧」という数値で水圧に対する耐性を表します。
数値が高いほど耐水性が高く、雨に対する耐水圧の目安は下記のようになります。
小雨:300mm
中雨:2,000mm
大雨:10,000mm
嵐:20,000mm
「ブリヂストンスポーツ株式会社 アパレルに関する基礎知識」より引用
https://www.bs-sports.co.jp/callcenter/question/golf/apparel/basic_knowledge/apparel_basic05.html
一般的に傘の耐水圧は250㎜程度のものが多くなっています。
濡れた場所に座ったり膝をつくと雨風よりも圧力がかかってしまう為、耐水圧を超えて衣服に水がしみ込んでしまうことがあるので注意してくださいね( ;∀;)
〇防水性
防水は、水を内側に通さないようにすることです。
濡れても差し支えなく使える性能も指す耐水性とは違い、防水は水に濡れても完全に中に入ってこないことを指しますが、製品の特長としてほぼ同義のものとして耐水又は防水のどちらか一方の表記に統一されている場合もあります。
防水・耐水ともに水を通さないよう生地の隙間を埋めている為、蒸れやすいというデメリットがあります。
しかしながら、水分を内側から外側に逃がす透湿性も兼ね備えた防水透湿性も存在しますので、防水・耐水性を持った衣服を選ぶ際は是非透湿性も一緒に注目してみてください!
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いかがだったでしょうか。撥水は水をはじき、耐水は水に強く、防水は水を通さない💪
違いが解るとシチュエーションや自分が重視したい性能に合わせてアイテムを選ぶことで、「思っていたのと違う!」を減らして快適に過ごすことができます!
今回の記事でみなさまのお仕事が少しでも快適になればうれしいです(*^^*)